住宅ローンのことは中立なファイナンシャルプランナー(FP)に相談
住宅を購入する際に、ほとんどの方が住宅ローンを利用することでしょう。
住宅ローンは何十年に渡って返済していくため、本当に返済していけるのか詳しい人にしっかり相談しておきたいところです。
しかし住宅ローンの相談は、誰にしていいのかわからないことが多いと思います。
そこで今回は住宅ローンの相談ができる場所の紹介と、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。
Contents
住宅ローンの相談は誰にする?
住宅ローンの相談ができる窓口は大きく2つあり、銀行とFPが挙げられます。
銀行もFPもそれぞれメリット・デメリットが存在し、利用する前にしっかり把握しておきたいところです。
住宅購入は人生で最も高い買い物であり、そこで利用する住宅ローンについて事前にしっかり相談し、後悔がないようにしましょう。
住宅ローンを組む時に不安がある
住宅ローンの相談をする前に、まずはどのようなことを相談すべきなのかを明確にしておく必要があるといえます。
相談できる時間を有意義に使うためにも、まずは何が不安なのか明確にしておきましょう。しかしわからないことが多すぎて、そもそも何が不安なのかわからないかもしれません。
そこで住宅ローンを組む際に、どのような不安があるのかを他の方の声を参考にしながら、自分は何が不安なのかを明確にしていきましょう。
住宅ローンを組むためにどんな不安があるか
住宅ローンの利用者の不安は、ローンを組む前と組んだ後の大きく2つに分けられます。それぞれについて住宅ローンの利用者や、利用しようと考えている方の声を紹介していきます。
住宅ローンを組む前
- 借金歴があり、過去に滞納したことがあるが住宅ローンを組むことができるのか
- 自分の年収ではどこも審査が通らないのではないか
- 貯金がなく、本当に住宅ローンを組んでいいのか
住宅ローンを組んだ後
- 妻が専業主婦でもローンは返済していけるのか
- 変動金利で住宅ローンを組む予定だが、将来金利が跳ね上がり返済が困難になってしまわないか
- 住宅ローンを組んだことで、家計が回らなくなってしまわないか
- 返済終了時は65歳を超えるため、本当に返済できるのだろうか
住宅ローンを組む前と組んだ後でも、高額な買い物であるがゆえに様々な不安な声があります。中には初めて借入れを利用する方も多く、長期間の返済に大きな不安を感じることもあるでしょう。
住宅ローンが不安になる理由
現在収入が安定していおり、健康であっても長い人生の中では何が起こるのかわかりません。
人間は誰しもわからないことに対し不安に感じることが多く、特に住宅ローンは長期間返済をし続けなければならないことから、余計に不安を感じることでしょう。
ではどうすれば不安がなくなるのでしょうか?それは住宅ローンの仕組みを理解することと、ローンを組んでからの家計がどうなるのか明確にしていくことが必要といえます。
しかしそれらについて知るには限界があり、住宅ローンに詳しい人に頼らざるを得ません。そこで住宅ローンについて詳しい銀行やFPに相談し、不安を解消していく必要があるといえるでしょう。
住宅ローンの相談窓口 – 銀行に相談する
住宅ローンの相談窓口でまず思い浮かべる場所が、実際に住宅ローンを取扱っている銀行ではないでしょうか?
よほどの小さな銀行でない限り、住宅ローンの相談窓口を設けていることが多く、営業時間内であればいつでも相談することができます。
銀行で教えてくれること
銀行で教えてくれることは大きく以下の5つです。
- 審査の手順や必要書類、手続きの方法
- 借入可能額や金利の種類、返済方法について
- 住宅ローンの種類
- 借入れ後に返済が苦しくなった場合の対応
- 固定金利と変動金利の違い
銀行では基本的な住宅ローンに関することであれば、どのような内容でも相談することができます。また実際に審査を行う場所でもあるため、借入可能額や信用情報についても詳しく教えてもらうことができます。
住宅ローンについて銀行に相談するメリット
銀行で住宅ローンの相談を行うメリットは以下の3つです。
- 住宅ローンの基礎を知ることができる
- 相談料は無料
- オンラインでも相談を受け付けているところもある
銀行は住宅ローンを実際に販売しているため、商品の詳細や住宅ローンの基礎をしっかりと聞くことができます。
またどの銀行も無料で相談を受け付けており、ネット銀行の中にはオンラインで相談も受け付けています。相談した銀行で必ず住宅ローンを組まなければならないこともなく、気軽に相談することが可能です。
住宅ローンについて銀行に相談するデメリット
銀行で住宅ローンの相談を行うデメリットは以下の2つです。
- 自行で扱う商品の特徴しか教えてもらえない可能性がある
- 第三者目線からの質問には答えてもらえにくい
銀行は自行で扱う住宅ローンの商品については詳しく教えてもらえますが、他行の商品について紹介をしてもらえる可能性は少ないです。
また第三者目線で、個人的な不安や悩みについては答えてもらえないかもしれません。中立的な意見を求めるのであれば、銀行への相談は期待できない可能性があるでしょう。
住宅ローンの相談窓口 – ファイナンシャルプランナー(FP)に相談する
ファイナンシャルプランナー(FP)はお金のプロであるため、住宅ローンについてだけではなく、ローンを組んで返済している期間の生活の悩みなどを相談にのってもらえます。
第三者目線で中立的な立場からの意見を求めるのであれば、独立系のFPに相談してみるのもいいでしょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)で教えてくれること
ファイナンシャルプランナー(FP)が教えてくれることは大きく以下の4つです。
- 複数の銀行の住宅ローンの比較
- 現在加入中の保険の見直し
- 返済中の家計相談
- 将来の資産形成についても相談できる
独立系のFPであれば、中立的な立場から自分に合った最適な住宅ローンの紹介をしてもらえます。
銀行の相談窓口と異なり、様々な銀行の商品を比較してもらえることで、自分に寄り添った相談を受けられることでしょう。
また住宅ローンを組むと多くの場合、団体信用生命保険(団信)に加入することがほとんどです。
団体信用生命保険に加入すると、すでに加入している保険の保障内容と被ってしまうこともあり、加入した際に見直しをする必要があります。
そのような住宅ローン以外の相談もFPにすることができます。
住宅ローンについてファイナンシャルプランナー(FP)に相談するメリット
ファイナンシャルプランナー(FP)に住宅ローンの相談を行うメリットは以下の3つです。
- 様々な住宅ローンの中から自分に合った最適な商品を紹介してもらえる
- ライフプラン表を作成してもらえ、返済中の家計相談も行ってもらえる
- 住宅ローン以外の相談もできる
FPは家計管理や資産形成、保険、住宅ローン、税金などお金にまつわる幅広い知識を持っているため、返済中の家計についても相談にのってもらえます。
また独立系FPであれば、中立的な視点から様々な銀行の住宅ローンを比較して、自分に合った最適な住宅ローンを提案してもらえることでしょう。
住宅ローンについてファイナンシャルプランナー(FP)に相談するデメリット
ファイナンシャルプランナー(FP)に住宅ローンの相談を行うデメリットは以下の2つです。
- 相談には費用が発生することが多い
- 相談するFPによって住宅ローンの知識にばらつきがある
独立系のFPに相談するためには、相談料が発生する可能性があります。
ただし住宅ローンは今後長い時間をかけて返済していくものであるため、相談料を払ってでもじっくりと検討してみる価値はあるといえるでしょう。
またFPによって得意分野も異なり、相談したFPが住宅ローンに詳しくない場合もあります。
ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのがおすすめ
住宅ローンの相談は第三者目線で、中立的な立場で相談にのってもらえるFPに相談するといいでしょう。
自分に合った住宅ローンを見つけるためには、様々な銀行の商品を比較検討していくことが重要です。
住宅ローンもなるべく金利の安い銀行を探すこと。新規でも借り換えでも一度で査定できるサイトを利用し最安の銀行にするだけで数百万かわったりするので、注意しましょう。相談する前に事前に審査して情報を収集しておくのも一つの方法です。
おすすめな理由は?
FPに相談することで、住宅ローンの知識だけでなく、返済時も継続的にフォローをしてもらうことができます。
住宅ローンは長い期間をかけて返済していくものであるため、しっかり返済計画をたて、返済中の家計についてもじっくり考えていく必要があるといえるでしょう。
またお金にまつわる幅広い知識をFPとともに勉強しながら、自分自身も住宅ローンを含めたお金について詳しくなることもできます。
自分の大事な人生であるからこと、自分でも商品を検討する力をつけることも大切といえるでしょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するデメリットとして相談料がかかることがあると述べましたが、以下のサイトでは無料で相談することができます。
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まとめ: 住宅ローンのことは中立なファイナンシャルプランナー(FP)に相談
住宅購入を検討するまでは、住宅ローンについて学んだことがある方は少ないことでしょう。しかし住宅は人生で最大な買い物といわれ、ローンの返済も長期間にわたります。
今後の人生を損しないために、自己投資としてFPに相談してみるのもいいかもしれません。