住宅ローンの借り換えの相談先はどこ?条件や探し方を解説

最近は金利が低いね。乗り換えを考えようかな。でも誰に相談したらいいのだろう。簡単に探せる方法があるといいけど?
今回はこのような疑問に答えていきます。
- 現在、借りている銀行に借り換えの相談をしてはいけない理由
- 借り入れする時の条件
- 借り換え先を自分で探す方法
超低金利の時代が続き、住宅ローンの借り換えをする人が増えています。借り換えで失敗を避けたいため、誰かに相談することを考える人もいるでしょう。
しかし住宅ローンの借り換えはなるべく誰にも相談せず、自分で借り換える金融機関を探した方が上手くいきます。むしろ相談先を誤ると、返って損をしてしまうこともあるかもしれません。
住宅ローンの借り換えを誰にも相談しない方がいい理由と、自分で借り換える金融機関を見つけるための具体的な方法を詳しく解説していきます。
Contents
- 住宅ローンの借り換えの相談してはいけないところ
- 現在、借り入れしている銀行に相談はしない理由
- 銀行の収益モデルとは
- 住宅ローンの借り換えをする時の条件や目安を知る
- 借り換えの目安 – ローン残高が1,000万円以上
- 借り換えの目安 – 借り換えによる金利差が1%以上
- 借り換えの目安 – 残年数が10年以上
- 3つの条件を満たすべき理由
- 住宅ローンの借り換えの相談をする前の準備
- 住宅ローンの総返済額を減らしたい
- 将来の金利上昇に備えたい
- 毎月の返済負担を軽減したい
- 住宅ローンの借り換えについての注意
- 住宅ローンの借り換え先を自分で探す方法
- 一括サイトの手続きの流れ
- 一括サイトがおすすめな理由
- まとめ
住宅ローンの借り換えの相談してはいけないところ
住宅ローンの借り換えの相談先として、現在借入れをしている銀行が真っ先に思い浮かぶ人は多いでしょう。
けれども住宅ローンの借り換えの際は、現在借入れをしている銀行に相談することはなるべく避けましょう。その理由を解説していきます。
現在、借り入れしている銀行に相談はしない理由
借り入れしている銀行に相談をしたとしても、別の金利プランの提案や、返済期間の延長などを提案をされ、結果として借り換えができずに終わってしまうことがほとんです。
現在借り入れをしている銀行は、引き止める理由は銀行の収益モデルにあります。
銀行の収益モデルとは
銀行は様々な人からお金を集めて預金をしてもらいます。そして集めた預金をお金を借りたい人に融資をして、利息を付けて返済してもらうことで利益を得る流れが基本的な収益モデルです。この融資による利息が銀行にとって大きな収益源となります。
つまり銀行としては、現在借り入れてくれている顧客が、別の金融機関のローンに借り換えをしてしまうと融資額を減らしてしまうことになります。融資額が減れば、利息収入も減るため銀行にとって、大きな収益減となってしまうのです。
そのため、自分の銀行よりも他の金融機関に魅力的なローンが存在したとしても、それを紹介してくれることはほとんどないと考えていいでしょう。
住宅ローンの借り換えをする時の条件や目安を知る
借り換えを行うには、目安を確認しておくといいでしょう。目安を知っておくと、いざ条件に満たした時、いつでも借り換えをすることができます。
- ローン残高が1,000万円以上
- 借り換えによる金利差が1%以上
- 残年数が10年以上
借り換えの目安 – ローン残高が1,000万円以上
住宅ローンの返済額は、ローン残高に借入金利がかけられて決定します。借入金利を下げることができれば、現在借りているローンのとの金利差の分、返済負担が軽減されます。
借り換えの目安 – 借り換えによる金利差が1%以上
ローン残高が多く、借り換え前との金利差が大きいほど借り換えによる効果が大きくなるといえるでしょう。そして返済期間が長ければ、その恩恵を長期にわたって受けることが可能です。
借り換えの目安 – 残年数が10年以上
住宅ローン控除を受けるための条件となるため、必ず満たしておきたい条件です。住宅ローン控除は、ローン残高の1%が税額控除として節税できる制度です。数ある節税できる制度の中でも効果が大きいため、ぜひ活用したい制度といえます。
具体的には、年末の住宅ローン残高が2,000万円あったとして、その1%である20万円が所得税から控除されます。さらに所得税で控除しきれない分も、上限はありますが住民税からも控除されるため、所得税・住民税ともに節税効果がとても大きいといえるでしょう。
3つの条件を満たすべき理由
借り換えを行うためには手数料や諸費用がかかるため、この3つの条件を満たさないと返って損をしてしまうことがあるためです。借り換えを行う前に、借り換えを行う目的をはっきりさせておくことも大切です。
住宅ローンの借り換えの相談をする前の準備
住宅ローンの借り換え理由をしっかりと考えておきます。住宅ローンの借り換えをする目的は主に以下の3つの点が考えられます。
総返済額を減らしたい
繰上返済を行うのが一般的です。返済期間を伸ばすと、総返済総額は増えてしまうため注意が必要です。
将来の金利上昇に備えたい
「将来の金利上昇に備えたい」場合、「変動金利」で住宅ローンを組んでいると、将来金利が上がった時に返済負担が重くなります。そのため低金利のうちに、「全期間固定金利型」や固定金利の適用期間が長いローンに借り換えます。
金利の低いうちに固定金利型のローンに借り換えておくことで、将来金利が上がっても、借入金利が上がることがなくなるのです。つまり「将来の金利上昇に備えたい」場合は、金利のタイプを変更するだけでいいといえるでしょう。
毎月の返済負担を軽減したい
毎月の返済負担を軽減したい場合は、「借入れ金利を下げること」と「返済期間を伸ばすこと」の二つの方法が考えられます。特に収入が減った時や、子どもの教育費が重くなる時期に効果が発揮されるといえるでしょう。
住宅ローンの借り換えについての注意
借り換える目的によって、次に組むローンの中身が変わってきます。目的をはっきりさせておけば、借り換えもスムーズに行えることでしょう。
住宅ローンの借り換え先を自分で探す方法
住宅ローンの借り換えは、金融機関に相談せずに一括査定サイトを活用することがおすすめです。
たとえば以下のような一括サイトを利用して、借り換えにかかる時間や手間を短縮させていきましょう。
こちらのサイトを活用すれば、必要な情報を一度入力するだけで、約70の金融機関へ仮審査の申込みが可能です。利用料も無料で、仮審査の結果次第で金融機関ごとの金利だけではなく、保証内容も含めて比較することができます。
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一括サイトの手続きの流れ
仮審査の申込みから結果が出るまで1週間ほどかかり、無事に審査が通過すれば本審査となります。本審査は仮審査を通過した金融機関の中から1つに絞り申込みを行いましょう。そして本審査の申込みから3週間ほどで結果が判明し、無事に通過できればローンの契約へと進んでいく流れです。
一括サイトがおすすめな理由
現在借入れをしているローンの情報を入力すれば、70種類の金融機関の住宅ローン情報から、「借入金利」や「毎月の返済額」、「諸費用」、「総支払額」を比較してシミュレーションすることができます。
このように一括サイトで今の借入れ状況と、借り換えた時の効果をシミュレーションしてくれるため、誰かに相談しなくても効果を確認することができます。
まとめ
住宅ローンの借り換えのメリットについて、一括サイトなどを活用できれば自分で調べることは可能です。むしろ誰にも相談せずに、自分で調べた方がメリットが大きくなりことがほとんでしょう。
ただし住宅ローンの借り換えはリスクがあることも事実です。まずは先述の「借り換えの3つ目安」を満たすことと、「借り換えの目的」をはっきりさせておく必要があるといえます。
心配であれば、ファイナンシャルプランナーに無料で相談してみるのも良いかもしれません。関連記事を参考にしてみてください。
今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。