加湿器タイプ別おすすめ商品紹介。快適な湿度で乾燥やインフルエンザに負けない。

家電

もうすぐ11月です。乾燥の季節でございます笑。

そろそろ冬が来ますね。わたしも妻も東北出身で雪国育ちだったものですから、あまり冬に乾燥するというイメージがなく育ってきました

けれども関東に来てから毎年冬になると肌が乾燥して、静電気がバッチバチです。車のドアを触るのも怖いですよね。もう冬が嫌いになりました。

冬には加湿器がかかせません。加湿器にはいろんなタイプがあります。どんな加湿器を使うとよいのか調べてみます。

静電気

加湿器の効果と必要性

乾燥を防ぐ

冒頭で述べたように加湿器を使う理由として、冬は乾燥し肌がカサカサになり、静電気がバッチバチするので「乾燥を防ぎましょう」というのが一番の理由になります。

湿度が適正な状態になっていない場合、さまざまな悪い影響を及ぼします。以下の点を見てください。

湿度が下がり過ぎている場合

乾燥すると肌が乾燥するだけでなく、インフルエンザやウイルスが広まりやすくなったり、風邪を引きやすくなったりします。ですから加湿器を使い適切な湿度にすることで対策をすることができます

湿度が上がり過ぎている場合

結露

では、目一杯湿度を上げるとよいのかというと、上げすぎもよくありません。湿度が高すぎる人は不快に感じ倦怠感がでるそうです。またカビやダニなども発生しやすくなります。結露も起こります。

さらに木造の家にも悪い影響があるそうです。「木は呼吸する」とよく言われます。湿度が高いと木は湿気を吸ってしまうのです。そして吸い過ぎた結果、腐食が起こってしまいます

ちょうど良い湿度を保つ

上記にあげた理由から加湿器でちょうど良い湿度を保ちましょうと言われています。ちょうど良い湿度はどのくらいでしょう。

60%くらいがちょうどよい湿度と言われています。夏場は湿度が高くなりやすいので除湿をして調整しますが、冬は湿度が下がりやすいため加湿してあげます。

理由がわかったところで、どんな加湿方法があるか見ていきたいと思います。。

簡単に行う加湿方法は?

ストープ

簡単に行う加湿方法

  • 室内で洗濯物を干す
  • バケツに濡れたタオルを浸す
  • ペットボトルを枕元に置く
  • 石油ストープの上にヤカンや鍋を置く

上記のどれも簡単に加湿を行うことはできますが、適正な湿度を保つという点では、調節が難しいかもしれません。

湿度計を見ながら、湿度が低い場合にもう少し洗濯物を増やそうとかちょっと大変過ぎます笑。

やはり加湿器を使うのが一番よいと思います。加湿器は種類によって加湿方法が異なります。この加湿方法の違いにより加湿器の特徴があります。順番に見ていきたいと思います。

スチーム式の加湿器

アイロンで服に吹き付ける時に水蒸気がでますよね。あれがスチームです。水を熱して蒸発させる加湿方法です。お店に行くと煙がモクモクと出てる加湿器見たことありますよね。

スチーム式のメリット

メリット

  • 熱を加えるため殺菌作用がある。
  • 速効性がある。
  • メンテナンスがしやすいものが多い。
  • 機種によっては加湿能力が高い。

スチーム式のデメリット

デメリット

  • 熱を加えるため水蒸気がでる部分が熱くなるタイプがある。
  • 電気代が他の加湿方法より高めである。

スチーム式の加湿器の選び方

スチーム式加湿器は、加湿力が高いため広い部屋の湿度を上げたい場合おすすめです。

広い部屋の加湿する場合、水蒸気が多く必要なためタンクが大きめの製品を選ぶとよいと思います。

水蒸気がでる部分が熱くなるタイプが多いため、ペットや小さい子供がいる場合は手の届かない場所に設置するなどの対策が必要です。

スチーム式の加湿器おすすめ

象印 EE-RN50

このスチーム加湿器が他よりおすすめな点は、熱を加え殺菌した水蒸気を冷まして加湿するという点です。また、転倒防止の機能やタンクが洗いやすいという点もおすすめ。ZOJIRUSHI 公式


三菱 roomist(ルーミスト)

スチーム式加湿器なのに「エコ運転」が可能な点がおすすめ。スチーム式で電気代も節約できるタイプ。デジタル湿度計やお掃除サインが見やすくリビングに最適。インテリアとしてもおしゃれでおすすめ。三菱公式サイト

気化式の加湿器

気化式は、湿ったフィルターに風を送って気化させる加湿方法です。洗った洗濯物に扇風機で風を当てているイメージですね。

気化式のメリット

メリット

  • 電気代が安い。
  • 加熱しないため吹出し口が熱くならない。
  • ゆっくりと長い時間加湿するのにちょうど良い。

気化式のデメリット

デメリット

  • 加熱しないため、衛生面が心配。カビが生えやすいなど。
  • 加湿能力が低いため一気に湿度を上げることができない。

気化式の加湿器の選び方

加湿力が低いため、長時間運転する場合に向いています。加熱しないという特徴があるため、安全なため小さい子供がいても安心して使用できます。

電気代を抑えたい方、小さい子供がいる方、ペットがいて心配な方などに向いていると思います。

気化式の加湿器おすすめ

パナソニック FE-KXR07

気化式は加湿力が低いと紹介しましたが、こちらの加湿器の場合、いくつかのモードがあり、状況に合わせて加湿することが可能で「パワフル加湿」で一気に加湿が可能。また、「静かモード」にすることで睡眠中も静かに運転することが可能です。加湿力と電気代も抑えられるおすすめ商品です。

超音波式の加湿器

水を振動させてミストにするタイプ。霧吹きのような加湿器です。卓上に置いて使用したい方などにおすすめです。コンパクトでおしゃれな商品が多い。

部屋全体を加湿するというよりはピンポイントで加湿するのに向いています。例えば卓上や枕元において加湿する場合などおすすめです。

超音波式のメリット

メリット

  • 加湿のスピードが早い。
  • 電気代が安い。
  • コンパクトでおしゃれな商品が多い。
  • ピンポイントの加湿に向いている。
  • 安価な商品が多い。

超音波式のデメリット

デメリット

  • 加湿力は低い。部屋全体を加湿するのに向いていない。
  • 加熱しないため、衛生面が心配である。

超音波式の加湿器の選び方

加熱しないタイプの加湿器に共通する部分として、衛生面が心配であるということです。菌の繁殖がしやすいため、こまめにお掃除ができる方におすすめです。

こまめにお掃除できない方が使用すると、菌が部屋全体に繁殖してしまうという可能性があります。

ただし、例外もあります。

超音波式の加湿器おすすめ

ダイソン Dyson Hygienic Mist MF01

多くの超音波式の加湿器に見られるデメリットをすべてクリアしたダイソンの商品。細菌を除菌する衛生的な加湿器で水を一滴も残らずUV-Cライトに直接当てて除菌します。扇風機やサーキュレーターとしても使用できるため、一押しの商品です。少し価格が高めですが、他の商品に比べ、安全で衛生的。すべてに置いてワンランク上の商品です。ダイソン公式

ハイブリッド式(温風気化式)の加湿器

気化式については、洗濯物に扇風機で風を当てている感じと紹介しました。ハイブリッド式の扇風機が温風になっているイメージです。

気化式のパナソニックの加湿器については例外でパワフルなモードで運転することで加湿力が高くなりましたが、他の気化式の加湿器は一般的に加湿力は低いです。

気化式に温風を当てることで加湿力を高めたのがハイブリッド式の温風気化式の特徴です。

ハイブリッド式(温風気化式)のメリット

メリット

  • 気化式よりは加湿スピードが早い。
  • 結露しにくい。
  • 湿度により、温風冷風を調整するタイプが多い。

ハイブリッド式(温風気化式)のデメリット

デメリット

  • 気化式と比べると電気代が高い。
  • フィルターのメンテナンスが必要。
  • 価格が高めの設定の商品が多い。

ハイブリッド式(温風気化式)の加湿器の選び方

比較的人気の加湿方法のタイプで、気化式より加湿力を高めたい方に向いていると言えますが、電気代が高くなりやすいです。

スチーム式と気化式の良い部分を併せ持ったタイプでその分、価格が高めである。

ハイブリッド式(温風気化式)の加湿器おすすめ

SHARP HV-H55-W

プラズマクラスターの風で加湿するため、衛生面で他の商品より優っているといえます。フィルターの交換も簡単です。「エコモード」で運転するとヒーターレスになり電気代が抑えられます。タンクも大きめで使いやすいです。また給水の簡単さが売りのため高齢者でも使いやすい商品になります。

ハイブリッド式(加熱超音波式)の加湿器

超音波式にヒーターを加えたのが特徴の加熱超音波式加湿器。加熱することで衛生的に使うことができます。電気代が高めなのが少々デメリットになりますが、デメリットが少なめといえます。

ハイブリッド式(加熱超音波式)のメリット

メリット

  • 加湿スピードは早めである。
  • 加湿力も高い。
  • 菌が繁殖しにくい。

ハイブリッド式(加熱超音波式)のデメリット

デメリット

  • 電気代が高めである。

ハイブリッド式(加熱超音波式)の加湿器の選び方

衛生面で安心できるため、一般的な超音波式の商品よりは使いやすいと思いますが、超音波式のダイソンの商品は例外です。

電気代が高めであるタイプが多いですが、おしゃれな商品が多く、インテリアとしても使える商品が多いです。

ハイブリッド式(加熱超音波式)の加湿器おすすめ

アピックス AHD-148

ハイブリッド式(加熱超音波式)の中でも価格が低めの商品でおしゃれに使えるのが特徴です。吹出し口にノズルを付けることで高い位置から加湿できるのがポイントです。加湿量の調節を自動で行うのことが可能。

ペットボトルで使える加湿器

最も簡単に加湿ができるペットボトルを使うタイプを紹介します。ペットボトルのみで加湿ができるため卓上での使用に向いています。

値段も安く、持ち運びもしやすいため出掛け先でも使えます。USB電源のタイプも多いです。

加湿器を選ぶポイント

加湿器

加湿器を選ぶポイントは、使い方に合ったタイプを選ぶということです。また高齢者や子供、ペットなどの使う人や住んでいる家族の状況を考えて選ぶのが良いと思います。

リビングなどの広い部屋に置くのであれば加湿力が重要になってくると思いますし、卓上で使う場合はコンパクトなタイプが使いやすいです。

加湿器には対応する部屋の広さについての記載がありますので、そちらを確認すること。対応サイズが合わない商品を使い、予定通りに加湿ができなくなるという方が多いので気をつけてください。

長時間使用する場合はタンクの大きいタイプや電気代が節約できるタイプを選ぶのもおすすめです。加湿器にはいろんな機能がついているため、使い方により機能の確認して購入することをおすすめします。

その他の加湿器を紹介

今までは加湿器と呼ばれる商品を紹介してきましたが、他にも加湿器付きと呼ばれる家電があります。

加湿空気清浄機

「加湿空気清浄機」はメインの機能が空気清浄機ですが、加湿もしてくれます。

我が家の場合は、愛犬が一緒の部屋にいるため加湿器より、メインで使う機能を空気清浄機にしています。それで加湿もしてくれるならさらに良いという感じで加湿空気清浄機を使っています。

我が家ではこちらの商品をリビングで使っています。部屋全体のほこりやハウスダスト等をきれいにしてくれます。さらににおいを取る能力がすごいため焼肉等の時は助かっています。

寝室では少し対応する部屋が小さいタイプのこちらの加湿空気清浄機を使っています。こちらもにおいに関しては性能が良いです。

加湿器付きストーブ

最近人気なのが加湿器付きストーブ。名前の通りなのですが、ストープに加湿の機能が付いているタイプです。暖房と一緒に使いたい方におすすめです。

小さめの部屋などで使うのに向いています。タンクが小さめなタイプが多いため、こまめに給水して使うことになります。

山善 加湿機能付き(超音波式) DKF-L121 セラミックヒーター

デザインがおしゃれでインテリアとしても問題なしです。加湿器のみストーブのみと単独でも運転可能で使い勝手がいいタイプです。転倒時に電源がOFFになるなど機能も充実です。


マキシムワイドヒート CH-T1961-WH

パワフルでな風量で加湿するタイプです。人感センサー、室温センサー付き。

加湿器の種類と選び方まとめ

加湿器

いろいろなタイプの加湿器をご紹介しました。種類が多く加湿器を選ぶのに迷うかもしれません。

種類によってメリット、デメリットがありますが、種類のデメリットをなくす商品が多くでています。例えば、気化式は加湿が弱いと言われていますが、加湿力が高い「パナソニック FE-KXR07」

他には、加熱しないため衛生面で心配と言われていた超音波式の加湿器で紹介した「ダイソン Dyson Hygienic Mist MF01」も最も衛生的な機種かもしれないと言われています。

種類も大切ですが、機種によっては性能が高い機種がでていますので、用途に合わせて購入することをおすすめします。

ポイントとなるのは以下の3点です。こちらに気をつけることで失敗しないで加湿器を購入できると思います。

POINT

  • 対応する部屋に合った商品を買う。
  • 運転時間や電気代を考えて買う。
  • 使う場所に合った商品を買う。

冒頭で述べたようにちょうど良い湿度を保ち、インフルエンザなど菌に負けないように生活するため、加湿器選びの参考にしてください。