新築の注文住宅で同居。一戸建ては末期ガンの親が療養できる最高の場所

生活

コロナウイルスが猛威を奮っていますが、いつまでこのような状態が続くのでしょう。

災害やコロナウイルスのように、不安な日が続くと必ず買い占めが問題になりますよね。マスクティッシュトイレットペーパーはお店からなくなっていましたね。

それがないと生きていけないの?と思います。僕はこういう買い占めをするような日本人が嫌いです。とても醜く感じます。

日本人って親切で優しいと外国の人は言いますが、僕は違うと思っています。日本人は素直に自分を表現できないため、優しいフリをしたり親切なフリをしています。

フリをするので、いざ何かフリをしている場合ではない時に本性を現します。例えば、大きな災害や今回のコロナウイルスのように、「この先どうなるのだろう」という気持ちになるといつもしている「フリ」をする余裕がなくなるわけです。

その結果、他人のことより自分みたいな人が増え「買い占め」みたいなのもでてくるわけです。

フリをしている日本人は嫌ですが、フリをできなくなるくらい余裕がなくなると人は本音で話をします。

前置きが長くなりましたが、今回はタイトルにもあるように「末期ガン」の父親も余裕がないため本音で話しており、その内容から一戸建てが療養する場所として、とてもよい環境であるということがわかりました。その内容についてつらつらと書いています。

新築の注文住宅ができて3ヶ月で両親と同居

注文住宅で家を建てようと決めたのは、両親と同居するという計画があったからです。最初は建売住宅を探していたわけですが、両親の希望に合う間取りが見つからなかったというのが理由でした。

注文住宅を建築中に母親がガンになり、退院後すぐに父親がガンになって、かなり動揺したのを覚えています。ですが、家が完成し3ヶ月が経過し、やっと同居しはじめたわけです。

けれども父親は末期のガンです。同居して10日ほどで再入院となりました。

母親は毎日病院に父親を見に通っています。僕も毎週末病院に行っています。実家を売り同居してからすぐに再入院。本当に家を建てた意味ってあるのだろうかと考える時もあります。

担当医師との話し合い

病院

少し前に担当の医師に呼ばれて話し合いをしてきました。末期のガンって手術することができなくて、病気を治すというよりは、どのように病気と向き合っていくかとか生活していくかという話になります。

父親は食事もあまりできないため、点滴で栄養をとっていたり、トイレも難しい状況です。

再入院した時も食事量が足りないのが原因で状態が悪化して救急車で病院に運ばれました。もちろん病院で点滴を続けられると家族としては家にいるよりは安心できるわけです。

ただ病院によっては末期ガンの患者のケアをしないわけではないですが、病気を治す方に力を入れるわけです。どちらかというとケアは介護施設などの方の範疇のようです。

現在入院している病院は全国的にも知名度のある病院で、手術や治療などが優先される病院のため、安定してくると転院をお願いしケアをしてくれる病院を紹介します。父親も回復が見込めないためケアしてくれる病院に転院か介護施設か在宅かという選択を迫られました。

我が家の場合は母親は毎日父親の病院に通うくらい一生懸命世話をしていますし、僕もそれなりには病院に行っています。妻も母親の送り迎えをするため協力し父のお世話をしています。

なので状態さえ安定していれば、在宅での介護も可能なわけですが、食事が取れないため病院や施設にいる方が心配ないわけです。

父親はどのような生活を希望したのか

父親は今後どのように生活したいのか気持ちを聞いてみました。実家で暮らしたいとか言われたらどうしようかと思いましたが、「新築で建てた家」で生活したいと言いました。

病院や施設ではなく、一緒に住むために建てた家で生活がしたいと。。。

10日ほどしか生活はしていませんが、静かでゆっくり寝れるため家に帰りたいと。その言葉を聞いて「家を建ててよかった」と感じました。

静かというのは一戸建ての良さですよね。アパートやマンションは同じ建物内に他人が住んでいるため、どうしても音が響いてきます。

病院も同様にお部屋には他の患者がおり、一緒にいると咳をしたりトイレに起きたり物音がするためゆっくりできない環境です。

一戸建てを療養する場所として使いやすくする

介護

在宅で介護していくためには多くのことを考える必要があります。

すべてのお世話を家族でしようとすると疲弊してしまうため、できることは家族で難しいことはサービスを利用することで調整するのがよいと考えます。

例えば、父親の場合はほぼ寝たきりのため入浴は自宅の風呂に入るのも難しいと思うので、施設の機械浴と呼ばれるお風呂に入れてもらったり消毒などは訪問看護というサービスを利用することで介護の負担を軽減できるかと思いました。

自宅で介護しやすくするためには、玄関の階段2段ある部分にスロープを付けるとか、介護ベットを入れたりということで対応を考えています。以下にあるような電動で動作する介護ベットは安いものであれば、それほど高くはないのですが、購入すると使わなくなった後の処分が面倒かと思うのでレンタルの方がよかったりするかもです。

少し前まではもう少し自力でできていたため浴室やトイレ、廊下などに手すりを付けたりも考えていましたが、今は無理そうなので介護サービスを利用する時に使いにくい部分の対応をした方がよさそうです。

一戸建てを末期ガンの親が療養できる場所にする – まとめ

末期ガンという状態で自宅で介護していくために準備中ですが、我が家の場合は1階に両親の部屋を作ったために対応しやすいかと思います。

以前に見に行った建売のほとんどは1階にはLDKと水回りという間取りがほとんどでした。両親のお世話をするということが現実にありえない場合はそのような間取りで問題ないと思いますが、もし可能性がある場合は1階にも一つお部屋があった方がよいかと思います。

今はあまり段差がないお家が多いですが、我が家も1階のリビング、浴室、両親の寝室などは段差なく車椅子で移動が可能な状態です。車椅子での移動でも段差があると通りにくかったり、高齢になるとつまずきやすいため考慮しましょう。

この先、介護という問題が出てきた時に、少しでも介護しやすい間取りや環境にできるように設計するとよいかと思います。